最短ルートで合格する行政書士試験独学勉強法

独学かつ最小の労力で行政書士試験に一発合格する勉強方法を公開します。科目別学習法やテキスト評価、一般知識対策などをブログにしています。

合理的記述問題対策法|行政書士試験 独学最短ルート合格法

行政書士試験の記述問題は民法から2問と行政法から1問が出題されること、過去に出題されたものは出題されないだろうということ以外には予想が難しいので、対策が難しいものです。

さて、いつから勉強するのが合理的でしょうか?(あくまで合理的という視点で話をしています。)

記述問題の前提は行政書士試験レベルの民法行政法の知識を持っていることです。当たり前ですが、知らないことはどうしたって書けません。とするならば、民法行政法についてある程度の知識が固まったタイミングから対策を始めるのが合理的だと言えそうです。ある程度の知識が脳にインプットされていれば、どの知識を聞かれているかを判断し、その知識を脳からピックアップする。あとは書式的に40~45文字に収まるように記述をしていくだけです。

とはいうものの、民法行政法が完璧!ということも中々難しい話でしょうから、この記述対策でも逆に知識を得ていくことになります。

わたしの場合は1年目の受験生ということもあり、知識が固まるのは試験直前と考えていた(あえて、そういう勉強法を取っていた)ので、試験1か月前から本格的に記述の対策をするようにしました。

記述対策については、予想問題が掲載されたテキストと模擬試験(市販模試や公開模試)の問題の2種に絞っての学習でした。わたしみたいな初学者の素人が、どこが出そうかなんてことは分かる訳がありません。ですので、こうした書籍を作る行政書士試験のプロの方々が行政書士試験で出題されるだろうと予想した問題に賭けてみようという判断です。

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1.記述対策用のテキストで学習

先ず、テキストには行政書士試験 記述式対策完成への50問-過去問30問+予想問題20問- (アガルートの書籍講座シリーズ)を使用していました。残り1か月で始めるならば、この本の過去問30問はスキップして良いと思います。過去問から出題されることはほぼないからです。この本の秀逸なところは予想問題を20個も用意してくれているところです。この20個を完璧に解答できるようになるまで繰り返しました。またこの本は解答の導き方を丁寧に教えてくれているのと、40~45文字への収め方も細かく紹介してくれているので、本当にありがたい!ものでした。

 

2019年版 行政書士試験 記述式対策完成への50問-過去問30問+予想問題20問- (アガルートの書籍講座シリーズ)

2019年版 行政書士試験 記述式対策完成への50問-過去問30問+予想問題20問- (アガルートの書籍講座シリーズ)

 

 

2.模擬試験の問題の徹底学習

さて模擬試験の問題(市販模試や公開模試)については、1回の試験問題に3問の出題予想記述問題が掲載されています。わたしの場合は、先ずこれをすべてコンビニエンスストアでコピーを取り、クリップで1つにまとめて冊子状態にしました。そして、これも全部正解できるようになるまで毎日、繰り返しました。数回やって必ず正解できるようになった問題(完全に暗記したということですね)は、その繰り返しの学習から順次外していきます。すると毎回間違えるものだけが残ります。そしてさらに、これを試験1か月を切った毎日、繰り返し学習していくと、さすがに最後には全部の問題が解答できるようになっています。そしてここで覚えたことは、試験までの期間が短い分、記憶的には新鮮なために忘れないで済みます

3.結果は?

こんな学習法をしていながら、結果を言えば残念な話になりますが、この勉強法で解答できるようになった予想記述問題からの出題は1問もありませんでした。

ですが、この試験1か月前からの記述対策学習で記述の解法と40~45文字に解答を抑えるテクニックが身についていたのと、民法行政法の知識が試験までにはある程度固まっていたこともあって、記述問題では40点/60点満点中を取ることができました。わたしとしては満足できた得点です。

記述問題解答のベースとなる民法行政法の知識がもっと早めに入っている方は試験1か月前にこだわらずに記述問題の学習を進めた方がベターだと思いますし、1か月前からの学習だと少しバタバタしていますよね。この話は独学の初学者でも1か月前の対策でギリギリ間に合わせることができましたという内容の話でした。