最短ルートで合格する行政書士試験独学勉強法

独学かつ最小の労力で行政書士試験に一発合格する勉強方法を公開します。科目別学習法やテキスト評価、一般知識対策などをブログにしています。

試験の解答順は固まりましたか?|行政書士試験 独学最短ルート合格法

みなさんご存知の通りで、行政書士試験は3時間ぶっ通しの試験です。3時間ぶっとおしの試験は、わたしにとって初めての経験でした。3時間、集中していられるのか?そんな不安もありましたが、これが本番です。行政書士試験合格を考えるならば、この3時間は、1年の中で最高のパフォーマンスを出すべき3時間です。そのための準備を前もってしておく必要があるのは当然の話です。(それに別に大変ではありませんので)

 

f:id:aioishoshi:20180423094837j:plainまずはシミュレーションで自分の所要時間を知ること!

みなさん、模擬試験はやってみますよね?模擬試験は早く解こうとしないで3時間かけて解いてください。模擬試験をやりつつ、試験日までに何度か模擬試験を通じた試験当日のシミュレーションをしておくことで、当日を平穏な気分で迎えられるでしょう。わたしは、これも合格するために必要な準備のひとつだと思っています。

とにかく、シミュレーションすべきは試験問題60問を解答する順番とそれにかかる時間です。

60問を3時間の時間内に余裕をもって終わらせることで、見直しの時間が生まれます。そして見直しの後に問題冊子の方に答えを記録して持ち帰ることで、本試験後の資格予備校の採点サービスを利用できるようにするまでの作業をクリアできる時間配分を確認する作業です。

わたしの場合の解答順は、1問目の基礎法学から始めて法令択一を順番に解き進め、多肢選択問題までを解き終えたら、次の記述式問題の3問はとばし、一般知識問題に進みます。一般知識問題も順番にすべて解いていきます。ここまで終えてから、その後にじっくり時間をかけての記述問題に取り組むという流れでした。

市販模試や公開模試でシミュレーションしてみると、これで大体2時間~2時間15分になります。また、この順番はシンプルかつ、記述問題を集中してじっくり対応できるので良い順番だったと思っています。

「最初の基礎法学はかましてくるから、後回しにして」とかテクニカルなことを言う人もいますが、最初に出題される基礎法学の2問が言うとおりに難問だったとして、想定外に時間がかかってしまったとしても、シミュレーションで毎回の平均時間が分かっていれば全く焦る必要ないです。初っ端の基礎法学の問題にはまってしまい時間がかかってしまったとしても全く問題はないんです。なぜなら、シミュレーションで自身の余り時間が分かっているからです。わたしの場合ならば、長ければ1時間、短いとしても45分の余裕を持っていました。だから、1問2問に想定外に時間がかかっても、ペースを変えることなく解き続けていけました。

また、試験に際し、「1問を何分で解かなきゃならないから、じっくり考えている時間はない!」なんて言う人がいますが、煽りがすぎていると思います。合格できる実力がついていれば、そんなに時間に追われることなく1問1問を解いていけるはずです。わたしもそんな風に時間を意識したことは一度もありません。なので、かならずシミュレーションをして、自分がベストと思える解答順とその所要時間を知る作業をしてみてください

次は自分の3時間を知ること!

次は3時間ぶっ通しという状態に置かれた自分を知ることです。3時間はぼんやり過ごすと長い時間です。普段の午後の3時間にはトイレに何回行きますか?水分はどれくらい飲みますか?等々。そして、行政書士試験では3時間トイレに行かず水分も摂れないことを考えながら、その前の時間を過ごしていく練習が必要です。その時に水分は事前にどれくらい飲んでおくのか?何を食べておくのか?トイレは必ず事前に行く必要があるか?というように自分の体を知ることが必要です。これは、3時間を集中して試験に使いきるための準備と言えますね。

※本試験で試験中にトイレに行くことはできますから、なんらか持病をお持ちであるなどの事情をお持ちでしたら決して無理なさらないでください。また、シミュレーション時にトイレに1回行くことを決めてしまってシミュレーションをしても良いと思います。

最後に3時間ぶっとおしの標準化!

行政書士試験のシミュレーションを事前に数度やっておけば、本番で集中力を切らせることはなくなります。普通に考えれば、3時間ぶっとおしの試験に対する不安は生じると思いますが、慣れてしまえば何てことないです。だって、3時間のシミュレーションをしていれば、3時間ぶっとおしが普通のことになるからです。標準化ですね。

自分にベストな解答順とその所要時間、3時間を平穏ですごすための自己コントロール、3時間への慣れ、これらを得るためにシミュレーションは早めにやってみることをおススメします。わたしはこれを合格へ必要な作業だと思っています。意外とこうした地味なことが出来ているか出来ていないかは合否を分けるポイントだったりするのかもしれません。