最短ルートで合格する行政書士試験独学勉強法

独学かつ最小の労力で行政書士試験に一発合格する勉強方法を公開します。科目別学習法やテキスト評価、一般知識対策などをブログにしています。

得点シミュレーションはもうしています?|行政書士試験 独学最短ルート合格法

行政書士試験で合格するための点数目標をシミュレーションしていますか?
「まだそこまでは必要ないんじゃない?」という方、是非、早めに一度シミュレーションしてみてください。これからの勉強方法や、あなたが注力すべき科目が見えてくると思います。

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専業受験生ではなく、ストイックに行政書士試験だけに力を注げるわけでないけれども、合理的な勉強をできている方と仮定したならば現実ラインとしては以下くらいの点数が妥当な得点シミュレーションラインかなと思います。

あ、あくまでも、わたしの勝手なシミュレーションです!

基礎法学・憲法 20点/7問中5問正解
行政法 60点/19問中15問正解
民法 24点/9問中6問正解
商法・会社法 12点/5問中3問正解

多肢選択 20点/12問中10問正解(多肢選択のみ1問2点。他は1問4点。)

一般知識 36点/14問中9問正解

このシミュレーションの通りならば、記述問題抜きの採点で172点の獲得となります。

どうでしょう?結構、大変そうに感じますか?でも、実際には19問も間違えている(!)計算なんです。

記述問題抜きでこれくらいの点数を取れているとすれば、合格するためには記述問題60点満点中わずか8点を取ればいいだけになりますよね。8点取ればいいだけならば、記述問題3問でどれも完全正解しなくとも、3問の中で、いくつかキーワードが合っていることでの部分点を取れればクリアなんです!すると例え、記述問題が非常に難しい回だったとしても気は楽ですよね。また、”あと8点でOKである”というのと、”あと10点が必要です”というのでは桁がひとつ増える分、ちょっと余裕の持ち方は変わりそうですよね。ですから、そう考えてみると、やはり記述問題抜きで172点獲得が最低目標ラインになるのだろうなと思います。

但し、試験は水物ですからシミュレーション通りにいかない可能性が大いにあることも考えて、記述問題でもだいたい半分くらいの得点は得られるような対策をしておきたいところです。記述で半分はハードルが高そうですか?でも、記述問題が100点満点の試験だっだとすると50点を取れれば良いとイメージすれば、不可能ではない気がしませんか?実際の試験の得点配分は60点満点で、半分なら30点獲得となるのですが。このように記述問題で半分取ることができるならば合計202点になりますから合格です。これだと、かなり余裕をもっての合格になりましたね。

なんて、妄想トーク気味でしたが、みなさまも一度シミュレーションしてみることをオススメします。わたしも受験勉強中盤から後半にかけて、このようなシミュレーションを脳内で何回かしていました。真剣にシミュレーションしてみた結果、商法・会社法を捨てていられないな!と感じるようになって商法・会社法の対策をしました。

 

ここで間違えないでほしいことは、このシミュレーションは”自分が何点取れるか?”ではなくて、”自分は何点取るのだ!”という自分とのプロミスとしてのシミュレーションだということです。その点数をとるために必要な学習していくというための指標です。

このようなシミュレーションを早めにしてみると、自分の学習具合が足りてない科目が見えてくると思いますし、その目標ラインを達するための自分なりの戦略を立てる必要性を感じるようになると思います。そして、その戦略を具体的な学習法とスケジュールに落とし込んでいけば、合格は近づいてくるものだと思います。前述の通りで、わたしはシミュレーションの結果として記述問題抜きである程度の得点を得るためには、商法・会社法を捨てたら実現ができないと考え、商法・会社法の対策を取るようにしました。

行政書士試験は勉強すれば絶対に合格できる試験です。但し、勉強の質と質に応じた適正量の確保ができたかできないかで合格か不合格かに分かれる試験です。ですから、正しい勉強方法と良質なテキストを使い、無理はなく、でも不足もないような効率的なスケジューリングができれば、ストイックな勉強をしなくても合格できる国家資格試験です。※ちなみに、これを3か月で詰め込めば、3か月での短期合格も全然可能だと思いますし、特にすごいとも思わないのですが、この場合はその3か月は試験勉強みっちりでしょうね。

実際のわたしのシミュレーションについては、もうちょっとだけアグレッシブに記述問題抜きでも記述問題でも得点を得るものでしたが、結果としては本試験の結果はシミュレーションしていた通りの点数になりました。

わたしはこのシミュレーションという行為が行政書士試験の独学合格に非常に役に立ったと思っています。シミュレーション自体は妄想みたいなものですが、このシミュレーションという行為が学習計画を精緻化してくれたのだとも思っています。行政書士試験合格を目指しているみなさまにも、早めに一度、シミュレーションしてみることをおススメします。