最短ルートで合格する行政書士試験独学勉強法

独学かつ最小の労力で行政書士試験に一発合格する勉強方法を公開します。科目別学習法やテキスト評価、一般知識対策などをブログにしています。

【脱線記事】FP2級一発合格勉強法|行政書士試験 独学最短ルート合格法

今回は全くの脱線記事です。

フィナンシャルプランニング技能士2級(FP2級)についてです。

FPの試験は学科と実技に分かれています。そして、日本FP協会と金財という2つの団体が同日に実施していて、学科は共通試験ですが実技は団体により試験が異なります。わたしは日本FP協会の方で受験しました。

さて、FP2級については行政書士試験よりも前に受験して合格しているのですが、わたしが受験し一発合格することができた回は、FP2級の合格率が37.48%だったので合格率で見れば行政書士よりも大分、高い合格率ですね。FP2級合格のための勉強時間は20時間程度だったと思います。

ただし20時間でFP2級合格にはトリックがあります!

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試験会場に電卓は忘れずに!

まず、FP2級を受験するにはFP3級に合格している必要があります。わたしがFP3級を受けた回は合格率が74.04%ですから、難易度はあまり高いとは言えないものだと思います。とは言え、普段の生活であまり意識してこなかった6分野(ライフプランニングと資金計画/リスク管理/金融資産運用/タックスプランニング/不動産/相続・事業承継)の試験です。勉強しなくてはとても合格できるものではありません。このFP3級への対策は50~60時間程度はかけていたと思います。ただ、FP3級は素直な試験です。

また、FP2級とFP3級の試験範囲は同じなので、FP3級に受かったらFP3級の勉強の余韻が残っているうちに、すぐ次の回でFP2級を受験するのがベスト!です。この方法を取ったことで、FP2級の勉強時間が20時間で済んでいます。

さて、FP2級とFP3級の違いは解答の選択肢がFP2級の方が多くなるということ(FP3級はやさしい3択/FP2級はひっかけもある4択/つまり、より正確な知識が問われます)と、問題自体の難易度が少し高くなるというくらいです。

実際の学習法はテキスト暗記と過去問3年分の実施です。

使ったテキストはFP3級の時にはうかる! FP3級 速攻テキストでした。この本、とても覚えやすい(これ、大事です。暗記系ならば、”分かりやすい”よりも”覚えやすい”が大事!)良書でした。 このテキストは7回くらい読みました。とにかく繰り返し、読むことでのインプットです。それと過去問をFP協会のホームページからダウンロードしてきて解いていました。対策は、たったこれだけです。行政書士試験の時にやったような”まとめノート”は作りませんでした。

うかる!  FP3級 速攻テキスト 2017-2018年版

うかる! FP3級 速攻テキスト 2017-2018年版

 

FP2級についてはFP技能士2級・AFP 合格マイスター 基本講義を使いました。本当はFP3級で使った本のFP2級版でもよかったのですが、試験範囲も同じなので目先を変えてみました。この本も覚えやすい良書です。前の回に合格したFP3級の勉強で基本知識はある程度覚えてしまっているので、その知識にFP2級の勉強では細かい知識を追加していくイメージでこの本を読んでいました。これとFP協会ホームページからダウンロードした過去問を解いていくことですね。過去問は間違った個所の見直しが大事です。

FP技能士2級・AFP 合格マイスター 基本講義 '17−'18年

FP技能士2級・AFP 合格マイスター 基本講義 '17−'18年

 

また、FP試験は人気の試験のひとつなので、市販模試が出版されていますが、行政書士試験用の市販模試とは異なり、こちらは絶対的におススメしません。わたしはFP2級受験時に市販模試を購入したのですが、FPの市販模試問題は本番試験の難易度を超越するくらいに難しすぎます。ただ自信を無くすだけの効果しか感じられないため、わたしはすぐに市販模試を使うのをやめました。

さて、FPの試験範囲には行政書士試験の民法でおなじみの相続があります。これは行政相士試験の方が難しいです。わたしは中途半端にFPの勉強で相続をやっていたので、行政書士試験の家族法関連を甘くみており、結果、最終的には苦手科目になってしまいました。

行政書士試験と比較するとFP試験は、より短期間での合格が可能な資格でFP2級までならば、難易度も行政書士試験よりも明らかに低い資格試験です。ですが、試験分野が自分のお財布に直結する内容だったりするので、勉強するのも楽しいですし、勉強した結果としても役立つものだと思います。※FP1級は受けたことがないのでわかりませんが、1級は実務経験のない人にとっては受験自体のハードルが高いですし、難易度もかなり高いようです。

FP試験は年に3回実施されていますので、興味のある方は、行政書士試験の合間や行政書士試験の後にでもチャレンジしてみたらいかがでしょうか?